料金
当事務所が、お客様からいただく料金(総額費用)の内訳は、報酬と実費からなります。
<報酬について>
報酬は、自由化されているため、事務所により異なります。とはいうものの、私たちの業界には報酬の相場みたいなものがあり、報酬の全国平均や全道平均も把握しています。 当事務所の報酬は、 平均価格を参考に、よりお客様にご利用しやすい価格帯になるように設定されています。
※報酬は当事務所の利益となる費用です。
<実費について>
実費は、登録免許税(登記申請の際にかかる税金)や戸籍交付手数料といった手続をする際にどうしてもかかってしまう費用のことです。誰がどのようにしても全く同じ金額がかかるため、 ご自身で手続きをされても、どの事務所に頼んでも差異はありません 。
※実費は当事務所の利益となる費用ではありません。お客様が負担すべき費用を当事務所が立て替えているにすぎません。
【動画で解説】
司法書士料金の謎、徹底解説!
playsinline >
報酬や実費を含めた料金については、面談の際に詳しく説明させていただきます。
お電話やメールでのご質問も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
【よくある質問】
1.当事務所の料金の仕組みについて
Q. 「料金」とは何を指していますか?
A.当事務所でいう「料金」とは、「報酬と実費を合わせた総額費用」のことです。つまり、「お客様が当事務所に最終的にお支払いいただく金額」を指します。
- 報酬 … ご依頼いただいた手続きに対する当事務所の対価です。
- 実費 … 登録免許税、戸籍謄本の交付手数料、郵送費など。当事務所がお客様の代わりに立て替える費用です。
- 料金 … 総額費用のこと。お客様が当事務所に最終的にお支払いいただく金額です。
Q. 報酬はどのように決まるのですか?
A.報酬は自由化されているため、事務所ごとに異なります。当事務所の報酬は、業務の難易度や手続にかかる事務量によって変動します。たとえば相続手続きの場合には、被相続人や相続人の人数、必要な戸籍謄本の数、必要書類の収集状況などが報酬に影響します。そのうえで、報酬の全国平均や道内平均も参考にしながら、利用しやすい価格帯に設定しています。
Q. 実費はどのように決まるのですか?
A.実費(登録免許税など)は法令で定められた費用ですので、司法書士が自由に決めることはできません。そのため、どの事務所に依頼しても同じ金額になりますし、ご自身で手続きをされても同じ金額になります。
Q. 登録免許税はどのように決まるのですか?
A.登録免許税とは、登記申請の際にかかる税金のことです。実費の中で大きな割合を占める費用で、登録免許税法に基づいて計算されます。
相続・売買・贈与など手続きの種類によって税率が異なり、一般的には以下の計算式で決まります。
2.司法書士の料金般について
Q. 司法書士の料金は高くないですか?
A.「司法書士に支払う料金=司法書士の報酬」と思われがちですが、実際にはそうではありません。
例えば、司法書士に総額20万円を支払った場合でも、その内訳が「司法書士報酬5万円」「実費(登録免許税など)15万円」ということはよくあります。つまり、このケースでは、支払った料金の大部分は国に納める税金などの実費であり、司法書士報酬は総額の中でごく一部に過ぎないことになります。
料金が「高いか安いか」を考える際には、総額20万円ではなく、司法書士報酬5万円の部分で比較・判断することが大切です。
Q. 自分で手続きをすれば安くなりますか?
A.確かに司法書士報酬がかからない分、費用は安くなります。
ただし、上の例でいえば「実費15万円」はご自身で手続きをしても必ずかかるという理解は必要です。
したがって、自分で手続きをすれば安くなるのは、全体の20万円ではなく、あくまで司法書士報酬5万円の部分だけです。
司法書士に依頼するか、それとも自分で手続きを行うかの判断は、「総額20万円が高いか安いか」ではなく、「報酬5万円を支払って司法書士に依頼するのか」あるいは「5万円を節約するために自分で行うのか」という選択になります。
3.他の事務所との比較について
Q. 他の司法書士事務所より料金が高く見えますが?
A.いいえ、決して高くはありません。
当事務所では、特にご依頼の多い相続登記について、あらかじめホームページ上で、「報酬と実費を合わせた総額費用」を明示しています。 一方、多くの司法書士事務所のホームページでは「報酬のみ」明示し、実費(登録免許税、戸籍交付手数料、郵送費など)の具体例や具体的金額は明示していません。
そのため、「総額費用(当事務所)」と「報酬のみ(他事務所)」を比較してしまうと、一見当事務所が方が高く見えてしまいます。
正しく比較するためには、実費はどの事務所でも差異がないため、「報酬同士」で比較検討することが重要です。 また、そのホームページに記載されている金額が「報酬のみ」なのか「総額費用」なのかを確認することも大切です。特に登記手続きでは、登録免許税などの実費が大きな割合を占めるため、どの部分を明示しているかによって、料金の印象が大きく変わってしまう点に注意が必要です。
Q. なぜあえて総額費用を明示しているのですか?
A.お客様に「最終的にいくらかかるのか」を事前に把握していただきたいからです。
多くの司法書士事務所では報酬だけ明示し、しかもその報酬の計算方法も不明です。実費(登録免許税、戸籍交付手数料、郵送費など)も具体的に明示していませんので、最終的な支払金額が不透明です。
正直なところ、料金の計算方法をここまで公開することは当事務所にとって特にメリットがあるわけではありません。実際に、このように詳細に開示している司法書士事務所は全国的にもほとんどありません。
それでも当事務所は、お客様の立場に立って安心してご依頼いただけるよう、透明性を重視し、追加費用の心配がない明朗で適正な料金体系を実現しています。
4.パック料金について
Q. 他の司法書士事務所で見かける「パック料金」はありますか?
A.当事務所ではパック料金は採用していません。相続や登記の手続きはお客様一人ひとりのご事情によって大きく異なるため、一律のパック料金では「必要のないサービスまで含まれており結果的に割高になる」「パック料金に含まれていない追加費用が発生しかえって高額になる」「個別の事情が考慮されず、柔軟性に欠ける」といった落とし穴がある得るからです。
Q. では料金はどう決まるのですか?
A.ご相談内容を詳しく伺い、必要な作業や書類を丁寧に精査したうえで、お見積もりをお示しします。大切にしているのは、お客様の個別具体的な事情を踏まえ、本当に必要な作業にだけ費用をかけていただくことです。
余計な費用はいただかず、なぜその金額になるのかを分かりやすくご説明する ── それが当事務所の基本方針です。料金体系はホームページ上で詳細に公開し、面談時にも丁寧にご説明していますので、安心してご依頼いただけます。
Q. パック料金がないと割高になりませんか?
A.いいえ、割高にはなりません。むしろ不要なサービスを省くことで、結果的に費用を抑えられます。
当事務所でも報酬を加算することはありますが、そもそもパック料金でも報酬を加算するような事案(相続人が多数、相続関係が複雑など)です。
パック料金の最大の問題は、本来であれば報酬を減額できるような事案(例えば、お客様がすでの必要な戸籍謄本を集めている場合や、遺産分割協議書の作成が不要な場合など)でも一律の料金を請求する点です。もしこのような事案で報酬を減額するのであれば、それはもはやパック料金ではありません。
パック料金は見せ方の問題で、一般のお客様には安く感じられるかもしれませんが、パック料金だから必ずしも安いわけではなく、かえって割高になる場合もあると考えます。


5.相談料について
Q. 相談に料金はかかりますか?
A.相談は無料です。外出が難しい方やお忙しい方のために出張相談も承っております。
Q. 出張相談に料金はかかりますか?
A.出張相談も無料です。主に札幌市内・近郊を中心に行っています。
6.割引について
Q. 値切れますか?
A.……すみません、基本的に無理です(。-人-。)。(ただし、次のQ参照)
報酬は業務の内容や責任に基づいて算定しており、さらに実費は法律で決まっているため、値引きすることはできません。ただし、「本当に必要な部分だけ」を料金に反映していますので、不要な費用を抑える工夫は常にしています。
Q. 何かケチくさくないですか?
A.いえいえ、ケチということではないんです、たぶん(^^;)。例えば、当事務所の作業量が減少するような場合には、きちんと報酬を減額しています。
当事務所の報酬が、業務の難易度や手続にかかる事務量によって変動する以上、業務が容易であったり、手続にかかる事務量が少ない場合には、報酬を減額しています。
例えば「ご夫婦が互いに同じ内容の遺言を作成する場合」「複数の相続人が同時に相続放棄する場合」など、手続きの流れや書類が共通するケースでは、個別に依頼されるよりも割安な料金で対応しています。
7.お問い合わせについて
Q. 面談前に料金を知ることはできますか?
A.はい。お電話やメールでお問い合わせいただければ、概算をお伝えすることは可能です。正確な金額は、ご相談の内容を伺い必要書類を確認したうえで、ご提示いたします。
※私たちが行う業務を「結果は同じなのだからどの事務所に頼んでも同じ」という言い方をする人もいます。私は決してそうは思いません。仕事を進めるプロセスやお客様が感じる満足度は、どの事務所に頼んでも同じではないはずです。司法書士業務がお客様から料金をいただいた上で成り立つサービス業である以上、お客様にどれだけ満足していただけるかということは、今後も永遠に追及していきます。
<各業務の料金>
豊富な経験と実績
当事務所で実際に行った業務を「業務ブログ」として紹介しています。当事務所が経験した多種多様な業務のごく一部ですが、皆様のご参考になれば幸いです。


